自分も「うつ病」に

うつ病

 さて、その後の1年で私自身にも、いろいろな変化がありました。
 

今思うと、自己成長できたと思うので良かったのですが、私のように回避できない人も多いのではないかと思います。

先程の職場の女性主任がうつ病になってから、私の仕事量が急に増えました。それまでも、社内のほかのスタッフよりも忙しかったので、
「どうして自分だけがこんなに忙しいんだ!不公平だ!」といつも考えるようになっていました。

他のスタッフは、毎日遅刻が当たり前、仕事中の居眠りがしょっちゅう、仕事中マンガを読んだりしていながら、 上司から仕事の指示が来ると、このスケジュールでは無理だとか文句ばかり言う!
しかも、彼らを甘やかして育ててきたのがうつ病の女性主任だったという事実が私のイライラを更に助長しました。

更に妻は、子育てで手一杯だと言って、私の食事の用意もほとんどできず、調理や食器の後片付け、 食料品や日用品の買出しまで私がすべて行っていましたので、職場でも家庭でも常にフル回転で働いていました。

妻は、「自分は子育てで大変だから、手伝って」と言いますが、仕事が終わってから一切の付き合いもせず、真っ直ぐ帰宅し、 週末も例外なく家族と一緒にすごし、普通の家の旦那の何倍もがんばっている自分に対して、 妻がするべき作業を更に押し付けてくることに腹が立ちました。

世の中のみんなが「怠け者」に見えてきました。

世の中すべてに腹が立ちました。

そして、自分自身がうつ病になりかけていることに気付いたのです。

さらに、直前の記憶が思い出せないことが多くなりました。
仕事でFAXを送るとき、FAX機の前で送る書類を持って立っていて不意に、「アレッ、もうFAX送ったんだったっけ!?」 ということが多々あり、その都度、送信履歴を確認していました。

 

うつ病を私と一緒に治しましょう
うつ病からの完全脱出法、うつ病にならないための予防法を紹介

 うつ病に苦しむ周囲の人々を何とか助けたいという思いと、自分自身がうつ病になりかかった経験をもとに、どうやってそれを克服したのかという情報を少しずつアップしていきます。
うつ病、うつ病の症状、うつ病の種類や、躁鬱病、パニック障害、自殺、抑うつなどの克服・治療情報を集めました。